Woody's Winners

Woody Herman & The Herd



サン・フランシスコのジャズクラブ「ベイジン・ストリート・ウェスト」でのライブ。
ライブらしくスタンダード、ブルースからモダンJAZZナンバーまで幅広い
レパートリーで楽しませますが、このハーマンバンドの圧巻は何と言っても
ビル・チェイスを筆頭とする強力なトランペット・セクションの圧倒的なパワー
です。
ビル・チェイスの炸裂するトランペットをフューチャーしたスリリングなアップ
テンポ・ナンバーの23 Redはチェイス自身のオリジナル。
Greasy Sack BluesやWoody's Whistleでは「ブルースを演奏する白人バンド」
の異名どおり、ベイシー・バンドもビックリのブルージーな演奏でノリまくります。
スタンダード・ナンバーのPoor Butterflyは、ベイシー・バンドのメンバーとして
来日した事のあるトランペットのドン・レイダーのアレンジで、ホレス・シルバー
のOpus De Funkのアレンジははピアノのナット・ピアース。
CD版はアルバム「Jazz Hoot」とのカップリングになったお買い得盤。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Northwest Passage」
40年代以来のハーマンバンドの十八番の超絶アップテンポ・ジャンプナンバー。
この時期のハーマンバンドのスター・プレイヤーであるサル・ネスティコのテナーが
火の出るような素晴らしいソロを聴かせます。

1.23 Red
2.My Funny Valentine
3.Northwest Passage
4.Poor Butterfly
5.Greasy Sack Blues
6.Woody's Whistle
7.Red Roses For A Blues Lady
8.Opus De Funk and Theme(Blue Flame)

Woody Herman,clarinet,sax;
Gary Klein,sax; Salvatore Nestico,sax;
Andy McGhee,sax; Tom Anastas,sax;
Gerald Lamy,trumpet; Dusko Goykovich,trumpet;
Bob Shew,trumpet; Don Rader,trumpet;
Bill Chase,trumpet;
Henry Southall,trombone; Frank Tesinsky trombone;
Donald Doane,trombone;
Nat Pierce,piano; Anthony Leonardi,bass;
Ronnie Zito,drums

Jun.1965, San Francisco

Big Band Paradise