50th Anniversary Tour

Woody Herman And His Big Band



ウディ・ハーマンのバンド結成50周年コンサートのライブアルバムで、サンフランシスコの
グレート・アメリカン・ミュージックホールでの収録。
「バンド結成ン十周年コンサート」とか言うと、往年のヒット・ナンバーのオンパレードや
OBメンバーの同窓会かと思いがちですがさにあらず。
70歳を超えてなおフレッシュな感覚と実力派メンバーと共に新しいレパートリーに挑戦し
続けるハーマンの面目躍如の嬉しいアルバムです。
特に、トロンボーン奏者として素晴らしいソロも聴かせるジョン・フェジョックのアレンジが
このバンドの先進性を支えてますね。
なかでもジョン・フェジョックのリリカルなソロが美しいWhat's Newはボントロ吹きは必聴!
全編でバリバリにドライブするジム・ラップのダイナミックなドラミングも◎。
ファンキーにスイングするFried Buzzardは自分でも演ってみたいナンバー。
セロニアス・モンクのEpistrophyは、ちょっとカッコいい曲をやりたい学生バンド向き?(笑)

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing」
ハーマン・バンドでは珍しいエリントン・ナンバー。
ジョン・フェジョックのメチャカッコいいアレンジと、次々に繰り出すソロやバトルが大迫力の
エキサイティングなバージョンです。

1.It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing
2.What's New
3.Pools
4.Blues For Red
5.Conga
6.Central Park West
7.Fried Buzzard
8.Epistrophy

Woody Herman,clarinet,soprano sax;
Frank Tiberi,lead tenor sax; Dave Riekenberg,tenor sax,flute;
Jerry Pinter,tenor sax; Mike Brignola,baritone sax;
Roger Ingram,lead trumpet; Les Lovitt,trumpet;
Mark Lewis,trumpet; Ron Stout,trumpet; Bill Byrne,trumpet;
John Fedchock,lead trombone; Paul McKee,trombone; Mark Lusk,bass trombone;
Brad Williams,piano; Lynn Seaton,bass; Jim Rupp,drums;

Mar.1986, San Francisco

Big Band Paradise