Swing is King

Ted Heath and his Music



イギリスが誇る正統派ビッグバンド?のテッド・ヒースが往年のメジャー・ビッグ・バンドの
代表曲を再演したアルバムで、超ゴキゲンなスイング・ナンバーを折り目正しい完璧な
アンサンブルとロンドン・レーベルが誇るフェイズ4のゴージャスなサウンドで聴かせます。
全体はアレンジとアンサンブル主体のカラっとした演奏が特徴のテッドヒース流ですが、
とにかくパワフルなブラス隊とドライブ感バツグンのリズム隊が素晴らしく、同Vol.2と共に
肩の凝らないスイング系ビッグバンドの魅力をたっぷり楽しめるアルバムです。
唯一未練はミィディアムでゆったりスイングするA列車を本家並の軽快なテンポで聴きた
かったところですが、このバンドのカラーに免じて許しましょう(笑)。
右ジャケットはCDバージョン。

大好き度:★★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Flying Home」
オープニング・パンチは理屈抜きに気持ちよくスイングするライオネル・ハンプトン・バンド
の超特急ナンバー。
一糸乱れぬアンサンブルでダイナミックにスイングするバンドも素晴らしいですが、特に
エンディング前に炸裂するドラム・ソロが圧巻で、スタジオ録音にもかかわらずメンバーの
歓声が上がるほどの盛り上がりです。

1.Flying Home
2.Cherokee
3.Begin the Beguine
4.One O'Clock Jump
5.Song of India
6.The Woodchopper's Ball
7.Elk's Parade
8.In the Mood
9.Two O'Clock Jump
10.Contrasts
11.Take the "A" Train
12.Sing, Sing, Sing

Sep.27&28,1967

Big Band Paradise