Harry James and his Big Band
１９７１年のロンドンでのライブ。
ドラムにベイシー・バンドで活躍したあのソニー・ペインを迎えてステージ全体が
メチャ楽しくスィングする嬉しいアルバムです。
テーマ曲のCiribiribinに続いてノリ良くスィングするDon't Be That Way、さらに
ハリーの洒落たＭＣの後に間髪を入れず始まるShiny Stockingsまでステージ
進行のスマートさはまさにカッコいいっ！の一言。
バラード・ナンバーThat's Allでの往年の名手コーキー・コーコランの叙情的な
テナー・ソロも素晴らしいですし、ボーカルのリタ・グレイアムとハリーのラッパで
つづるヒット・メドレーでは３０年代のスィング・ムードにドップリ浸れます。
ドラム・フューチャーナンバーのApplesのソニー・ペインのソロでは、彼のエンター
ティメント・ドラムがたっぷり楽しめますし、とにかく最初から最後までノリまくりで
ハリー（とソニー・ペイン）のファンにはコタエられない１枚。
全編のアレンジはサド・ジョーンズでThe HJ Bluesもサドのオリジナル。
一番右はＣＤ版ジャケット。
大好き度：★★★★★
◎なかでもこの１曲！→「Don't Be That Way」
軽快にスィングする説明不要のお馴染みのスィング・ナンバー。
小粋にスィングするグッドマン・バンドとは違って、ハリーのラッパやトロンボーン
のワイルドなソロでダイナミックにスィングするメチャ楽しい演奏です。
もちろんソニー・ペインのフィル・インも絶好調！
1.Ciribiribin
2.Don't Be That Way
3.Shiny Stockings
4.Moonglow
5.Opus #1
6.That's All
7.Trumpet Blues
8.Chaeade
9.The HJ Blues
10.Apples
11.Hits Medley ;
I Had The Craziest Dream
You Made Me Love You
I Cried For You
It's Been A Long Long Time
I Don't Want To Walk Without You
I've Heard That Song Before
12.Two O'Clock Jump
13.Chiribilibin
Harry James,trumpet;
John Madrid,trumpet; Walter Pfyl,trumpet;
Bob Hicks,trumpet; Peter Bellomo,trumpet;
Don Mohr,sax,clarinet; Dick Spencer,sax,clarinet;
Corky Corcoran,sax,clarine; Roger Dale,sax;
Ernie Small,sax,flute;
Dave Robins,trombone; Robert payne,trombone;
Gail Martins,trombone;
John Smith,bass; Sonny Payne,drums;
Jack Perciful,piano; Rita Graham,vocal;
Oct.23,1971, London
Big Band Paradise
