Harry James In Vienna 1957 Vol.1

Harry James and his Orchestra



1957年にオーストリアのウィーン公演のライブ。
コーキー・コーコラン、レイ・シムス、ウィリー・スミス、バディ・リッチ等のスター・ブレイヤー擁しての欧州公演で、
8000人を収容できる巨大テントを会場としてのコンサートだそうです。
MCによるメンバー紹介の最後の「ミスター、ハリー・ジェームス!」の掛け声と共にバディ・リッチの強烈なハイハット・レガートで
始まる Ciribiribin と Don't Be That Way のオープニングがメチャカッコいいー。
My Funny Valentine でのレイ・シムスのメロウなトロンボーン・ソロも美しいし、甘いバラードの You Are Too Beautiful での
コーキー・コーコランの妖艶なテナー・ソロも素晴らしい。
ラッパ・セクションが大活躍するラテン・ナンバー Cherry Pink And Apple Blossom White は別名「セレソ・ローサ」。
ラストはハーブ・ローデンのクラリネット、ハリーのラッパとリッチのドラムがバトルを繰り広げる Sing Sing Sing で盛り上がります。
ライナーではリッチはドラムとボーカルになっていますが、このアルバムを聴く限りではリッチのボーカルは無いようです。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Flash」
ハリーのオリジナルによる軽快なスィング・ナンバー。
軽やかに躍動するハリーのラッパとバディのドラムによるバトルが大ウケです。

1.Ciribiribin
2.Don't Be That Way
3.Countin'
4.Flash
5.My Funny Valentine
6.Taboo
7.You Are Too Beautiful
8.Who's Sorry Now
9.The Man With The Horn
10.Ultra
11.Lullaby Of Broadway
12.Love Me or Leave Me
13.Cherry Pink And Apple Blossom White
14.Sing Sing Sing

Harry James,trumpet,drums; Don Paladino,trumpet;
Nick Buono,trumpet; Robert Rolfe,trumpet;
Ray Sims,trombone; Robert Edmonson,trombone;
Willie Smith,sax; Herb Lorden,sax,clarinet;
Corky Corcoran,sax; Francis Polifroni,sax;
Ernie Small,sax;
Larry Kinnamon,piano; Russ Phillips,bass;
Buddy Rich,drums,vocal; Jilla Webb.vocal;

Oct.21,1957. Austria

Big Band Paradise