One Night Stand

Harry James and His Orchestra



シカゴのアラゴン・ボールルームでの演奏を収録したアルバム。
パワフルなバンドをバックに爽快に唄うきらびやかなハリーのトラッペットが120%楽しめる
アルバムで、全11曲中の7曲でハリーのオリジナル・ナンバーが演奏されています。
テキーラ系のマンボ・ナンバーMam Bongoでは、ハリーはトランペットならぬボンゴで熱演。
お馴染みのリムスキー・コルサコフのThe Flight Of The Bumble Beeは、目まぐるしい
フレーズをトミー・グミナのアコーディオンとハリーのラッパの一騎打ちで演奏。
景気良くスィングするJackpot Blues(大当たりのブルース?)は、ベイシー・バンドに在籍
していたバック・クレイトンとハリーの共作だそうです。
しっかし、ハリーの躍動するラッパはいつ聴いても本当に気持ちいいですねー。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Ultra」
フレッチャー・ヘンダーソン系のノリとはちょっと違ったモダンなサウンドで爽やかにスィング
するハリー・ジェームズ自身のオリジナル。
バリトン・ソロの洒落たテーマで始まり、後半はダイナミックなアンサンブルをバックに爽快
に唄いまくるハリーのラッパがステキです。

1.Ultra
2.Blues From "An American In Paris"
3.Mam Bongo
4.Menphis Blues
5.The Flight Of The Bumble Bee
6.There They Go
7.Jackpot Blues
8.You Go To My Head
9.Don't Stop
10.Feet Draggin' Blues
11.Back To Boogie

Harry James,trumpet,bongos;
Nick Buono,trumpet; Arthur DePew,trumpet;
Everett McDonald,trumpet; Ralph Osborn,trumpet;
Carl Elmer,trombone; Lewis McCreary,trombone;
Gene Norton,trombpne; David Wells,trombone;
William Masingill,sax; Robert Poland,sax; Francis Polifroni,sax;
Musky Ruffor,alto sax; Herb Steward,alto sax;
Bruce MacDonald,piano; Paul Morsey,bass; Jackie Mills,drums;
Thomas Gumina,accordion;

Oct.25,1952.Chicago

Big Band Paradise