Wailin' At The Trianon

Lionel Hampton And His Orchestra

前年の欧州ツアーからの帰国後にメンバーを一新したバンドによる全米ワンナイト・スタンドの最後地シカゴでのライブを収録したアルバム。
国内盤解説の瀬川昌久氏曰くの「ワイルドでエモーショナルでエクサイティングなプレイ」そのまんまのライブで、観客とのインタラクティブなやりとりもホットなステージの雰囲気が伝わってきます。
どの曲も熱いですが、やはり定番の Stardust や How High The Moon は流石ですね。
英文ライナー・ノーツはハンプトン自身による詳細な解説です。

大好き度：★★

◎なかでもこの１曲！ → 「Love For Sale」
シュールなフルート・ソロのイントロで始まり、思わせぶりにお馴染みのメロディーが登場するナンバー。
ルンバ～４ビート～アフロのリズム・チェンジの進行と複雑なハーモニーによるアンサンブルのアレンジはサド・ジョーンズとの事で納得です。

1.The Chase
2.Stardust
3.Mark VII
4.How High The Moon
5.Love For Sale
6.Wailin' At The Trianon

Billy Brooks,Wallace Davenport，Ed Mullens,Roy Slaughter:trumpet
George Buster Cooper,Al Hayse,Harold Roberts:trombone
Jay Dennis,Bobby Plater:alto sax
Edwin Frasier,Jay Peters:tenor sax
Oscar Estell:baritone sax
Lionel Hamptoen:vib,piano,drums
Dwight Mitchell：piano
Bill Mackel:guiatr
Pete Badie:bass
Bill Eddleton:drums

Jul.22,1954, Chicago