One Night Stand With Maynard Ferguson

Maynard Ferguson and his Orchestra



ルーレット・レーベルで立て続けにアルバムを出していた頃のメンバーによるスウェーデンでのライブが収録されたアルバム。
ラジオ放送音源と思われるイマイチの音質ですが演奏は素晴らしく、1960年代のファーガソンのライブ・ステージが聴ける
珍しいアルバムです。
いきなりウルトラテンポで派手にブチかますAlmost Like Being Loveはオープニングにもってこいのデーハなナンバー。
バリサクのノーリズム・ソロから始まり、ハッピーなミディアムスイングとファーガソンが暴れる超絶テンポが交錯する
Old Man Liverは飽きさせないアレンジです。
3人のパツラ・ソロが自在に走り回るThree More Foxesもファーガソン・バンドならではですね。
ミステリアスなアレンジのIt's A Lazy Afternoonは、ファーガソン・バンドとしては異色のサウンド・ポエム風ナンバー。
個人的にはルーファス・スピーディー・ジョーンズ君のドラムのドライブ感が大好きです。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Jazzberries」
ジケットにクレジットはありませんが、いかにもウイリー・メイデンっぽい雰囲気の軽快なバップ・ナンバー。
リズム・ブレイクを交えて延々と続くバリサクとボントロのソロ・バトルによるエンターテイメントが楽しいです。

1.Almost Like Being Love
2.Where's Teddy
3.Old Man Liver
4.My Funny Valentine
5.Three More Foxes
6.It's A Lazy Afternoon
7.Jazzberries

Maynard Ferguson,Rich Kiefer,Don Rader,Nat pavone:trumpet
Jack Gale,Kenn Rupp:trombone
Lanny Morgan,alto sax,flute
Willie Maiden,Don Menza:tenor sax,soplano sax,clarinet,flute
Frank Hittner:baritone sax
Mike Abene:piano
Line Milliman:bass
Rufus Jones:drums

May.30,1962,Gothesburg/Sweden

Big Band Paradise