Storm

Maynard Ferguson



また全編フュージョン・クロスオーバー路線なのかなぁ。。と言う憂鬱を見事
に裏切ってくれる嬉しいアルバム。
もちろん最初から最後までファーガソンのトリッキーなラッパが暴れまくりで
ゴキゲンです。
意表を突く前衛的なピアノ・ソロで始まるTake The "A" Trainは走り出せば
爽快な4ビートで爆走してますし、美しいバラードのAs Time Goes Byでは
またまたファーガソンが得意のボーカルを披露します。
Latino Lovewalkはちょっとスパニッシュ・ムードが漂うイカしたラテンJAZZ
のナンバー。
ファンキーなHit In The Headは、途中でディキシー調にラリる面白い趣向。
右ジャケットはCD版。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Sesame Street」
日本でもお馴染みの愉快な子供向けTV番組「セサミ・ストリート」のテーマ
が、なんとまぁ軽快な4ビートで楽しくスィングしまくっています。
アメリカ人って、大人になってもディズニーとかセサミ・ストリートとかが好き
なんだよね。
アレンジはこのバンドにバリサクで参加しているDenis DiBlasio。

1.Admiral's Horn
2.Jar Star
3.Take The "A" Train
4.Latino Lovewalk
5.Sesame Street
6.As Time Goes By
7.Go With The Flo
8.Hit In The Head

Maynard Fergusin,trumpet,flugel horn;
Nelson Hill,alt sax; Dan Jordan,tenor sax;
Denis DiBlasio,baritone sax,flute;
Steve Wiest,trombone,Super Bone;
Chris Braymen,trombone;
Stan Mark,trumpet; Alan Wise,trumpet;
Hoby Freeman,trumpet;
David Mancini,drums; Matt Bissonette,bass;
Ron Pedley,piano,keyboards; Tom Rizzo,guitar;
Luis Conte,percussion, Gregg Bissonette,percussion;

Jun.23-24,1982, Hollywood

Big Band Paradise