Live From San Francisco

The Maynard Ferguson Band



CBSの専属を離れてパロ・アルト・レーベルに移籍した後にバンド編成を縮小
して再出発したファーガソン・バンドが、サン・フランシスコのクラブに出演した時
のライブ・アルバム。
CBS時代末期のクロスオーバー路線のうっぷんを晴らすようにファーガソンの
トランペットが暴れまくる豪快なステージを楽しめます。
ファーガソンとメンバーのクリス・ブレーメンのオリジナルによるFireshakerでは、
いきなりファーガソンのハイパー・トラッペットが炸裂するバリバリのブラスロック
でヒート・アップ!
ピアノ・ソロで始まるビリー・ストレイホーン作のLush Lifeは、ファーガソンのソロ
をフューチャーした美しいバラード・ナンバー。
軽快なシャッフルに乗って全編で強烈なブラス・アンサンブルが吠えまくりの
South 21st Shuffleは、いかにもファーガソンって言う感じで好きだなぁ。
むさ苦しいメンバーのボーカルとコーラスで盛り上がるOn The Sunny Side Of
The Streetはちょっとゴメンナサイですが。。。
ジャケット右は、何故かCBS系から発売された国内盤のジャケットです。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Bebop Buffet」
タイトル通り、猛烈なテンポに乗ってビ・バップのスタンダードが次から次へと
目まぐるしく登場するエンターティメントいっぱいのメドレー。
こんなのをライブで聴かされたら、だれだって一発でグロッキーですな。

1.Fireshaker
2.Coconut Champagne
3.Lush Life
4.South 21st Shuffle
5.Bebop Buffet
6.On The Sunny Side Of The Street
7.Ganesha

Maynard Fergusin,trumpet; Alan Wise,trumpet;
Hoby Freeman,trumpet; Hugh Ragin,trumpet;
Tim Ries,alto sax; Denis DiBlasio,baritone sax,flute;
Daniel Jordan,tenor sax,flute;
Chris Braymen,trombone; Steve Wiest,trombone;
Gregg Bissonette,drums; Matt Bissonette,bass;
Ron Pedley,keyboards;

May 27,1983, San Francisco

Big Band Paradise