Kick Up

Eric Miyashiro



我らが鉄人トランペッター、エリック宮城がパワフルなビッグバンドをバックに暴れまくる
待望のリーダー・アルバム。
美しいバラードからスピード違反級のウルトラ・ハイテンション・ナンバーまで、エリックの
魅力が爆発している超カッコいいアルバムです。
一応、エリックのソロ・アルバムと言う事になってますが、バックバンドのメンバーを見れば
もうEMバンドそのものですな。
エリック自身のオリジナルの(4),(9),(10)以外の全編のアレンジは平岩嘉信が担当し、
(1),(3),(8),(11)は平岩自身のオリジナル。
Get It Onでは、タワー・オブ・パワーのマイク・ボガートがボーカルとラッパでゲスト参加です。
The Star Spangled Bannerは勿論アメリカ国歌ですが、パーソナルがそれぞれの感性で
国歌を表現できるとところは形式主義と無縁のアメリカならでは。
アルバムタイトル・ナンバーのKick Upは、EMバンドのライブのアンコールでバラード?として
演奏される事もある痛快なバカウケ・ナンバー。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「A Night In Tunisia」
エリック自身のアレンジで見事にフュージョナイズされた斬新なチュニジアの夜。
解き放たれた鳥が喧騒の都会の空を自在に舞うようなエリックのソロが心地良いです。

1.Blue Interlude (Opening)
2.A Night In Tunisia
3.Alternate Time Line
4.Crystal Eyes
5.Get It On
6.Speak Like A Child
7.The Star Spangled Banner
8.Urban Sunset
9.Kokopelli
10.Kick Up
11.Blue Interlude

エリック宮城:trumpet,etc
西村浩二,木幡光邦,佐々木史郎,菊地成浩:trumpet,flugel
中川英二郎,松本治,望月誠人,宮内岳太郎:trombone
清岡太郎:bass trombone
鈴木明男,大山日出夫,竹上良成:alto sax
佐藤達哉,近藤和彦,黒葛野敦司:tenor sax
宮本大路:tenor & baritone sax
Bob Zung:alto & soprano sax,flute
松本峰明,深井克則,NORIKO,平岩嘉信:keyboard
高山一也:guitar
青木智仁,Chris Silverstein:bass
岩瀬立飛:drums
菅原祐紀:percussion

Guest
Mike Bogart:vocal,trumpet

2000?

Big Band Paradise