Duke Ellington Live!

Duke Ellington And His Orchestra

1959年のニューポート・ジャズ・フェスに出演した時のライブ・アルバム。
未リリースの音源がエリントンの生誕90周年に初リリースされたもののようですが、他のライブ・アルバムではあまり聴けない曲もある貴重な音源ですね。
ジョニー・ホッジスをフューチャーした Flirtbird は、エリントンが音楽を担当して同年に公開された映画「Anatomy of a Murder（或る殺人）」からのナンバー。
V.I.P.'s Boogie は御大ハーリー・カーネイのフューチャー・ナンバーですが、エンディングでジミー・ハミルトンのクラリネットのカデェンツァにエリントンがちょっかいを入れる演出が可笑しいです。
ラストは、エリントンの挨拶も交えたハッピーなミディアム・ブルースの Jones で盛り上がってお開き。

大好き度：★★

◎なかでもこの１曲！ → 「"Idiom'59"」
このフェスのために書かれた起承転結ドラマ風の組曲。
ハッピーな最終パートでのクラーク・テリーのファンキーなソロがフェスの雰囲気にピッタリです。

1.Take The "A" Train
2."Idiom'59"
3.Rockin' In Rhythm
4.Flirtbird
5.Perdido
6.Cop-Out
7.V.I.P.'s Boogie
8.Jam With Sam
9.Skin Deep
10.Things Ain't What They Used To Be
11.Jones

Duke Ellington:piano
Cat Anderson,Harold Baker,Fats Ford,Clark Terry,Ray Nance:trumpet
Quentin Jackson,Britt Woodman,John Sanders:trombone
Johnny Hodges:alto sax
Russell Procope:clarinet,alto sax,whistle
Jimmy Hamilton:clarinet.tenor sax
Paul Gonsalves:tenor sax
Harry Carney:baritone sax
Jimmy Woode:bass
Jimmy Johnson,Sam Woodyard:drums

Jul.4,1959, Newport

Big Band Paradise