On Tour With Dizzy Gillespie And His Big Band 1956

Dizzy Gillespie And His Big Band

音楽使節団バンドの中近東ツアーの後に敢行された南米ツアーでのライブの模様を収めたアルバム。
同時期のスタジオ・アルバムでお馴染みのナンバーを、ノリの良い観客を相手に熱演するホットなステージの雰囲気が伝わってくる嬉しいアルバムです。
変拍子系のアレンジによる Begin The Beguin はいかにもガレスピー・テイストですね。
アーニー・ウィルキンスのオリジナルになるミディアム・ファースト・ナンバーの Groovin' For Nat のダイナミックなアンサンブルがカッコいい。
スタンダード・バラード・ナンバーの Yesterdays でのフィル・ウッズのソロも熱いです。
右はこのアルバムの曲を含む28曲を収めた2枚組CDバージョンのジャケット。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲! → 「Groovin' High」
ガレスピー作のお馴染みのバップ・ナンバー。
パワーとキレのあるアンサンブルに加えてフィル・ウッズのソロがメチャかっこいいです。
バックにオリジナル曲のウィスパリングのメロディーが漂うアレンジも洒落てます。

1.Jessica's Day
2.Begin The Beguin
3.Groovin' High
4.Stella By Starlight
5.Doodlin'
6.The Champ
7.Groovin' For Nat
8.TinTin Deo
9.Yesterdays
10.Night In Tunisia
11.Cool Breeze

Dizzy Gillespie,Joe Gordon,E.V. Perry,Carl Warwick,Quincy Jones:trumpet
Melba Liston,Frank Rehak,Red Levitt:trombone
Jimmy Powel,Phil Woods:alto sax
Billy Mitchell,Benny Golson:tenor sax
Marty Flax:baritone sax
Walter Davis:piano
Nelson Boyd:bass
Charlie Persip:drums

Aug.1956, South America