Keio University Light Music Society
「カレッヂ・ビッグ・バンド・シリーズ」の第２弾は学バン伝統校の雄である慶應ライトの登場。
このアルバムを聴くと、当時からレベル高さとセンスの良さで群を抜くライトの実力に改めて
あらためて驚かされます。
中川賢二と前田憲男のアレンジで聴かせる前半３曲の４ビート・ナンバーは、オーソドックス
とは言えライトの実力を十二分に感じさせる素晴らしい演奏ですね。
３部からなるTropical Lightはこの時代の寵児だった上田力の書き下ろしによるブリブリの
フュージョン・ナンバーですが、個人的にはコメントを差し控えさせて頂きます（笑）。
近年、シリーズ中でなぜかこのアルバムだけCD化されました。
◎なかでもこの１曲！→「Just Friends」
お馴染みの超定番スタンダードを前田憲男のスペシャル・アレンジで聴かせるゴキゲンな
ナンバー。
ゴージャスなアンサンブルや分厚いサックス・ソリで軽快にスイングするこの手の曲は、
やっぱりビッグバンド・フリークの心をくすぐりますね。
欲を言えば、チョコっとだけテンポ・アップするとさらにカッコいいかも。
1.Unit Seven
2.Just Friends
3.Here's That Rainy Day
4.Tropical Light
a) Rick's King
b) Sunset 501
c) Papaya Express
佐藤吾一：trumpet,Flugel; 山内信彦：trumpet;
稗田浩：trumpet; 新井直之：trumpet;
内田俊一：trombone; 片岡紀夫 ：trombone;
高橋克人：trombone; 伊藤洋三：trombone;
藤井淳平：alto sax,flute,percussion;
矢野恒：alto sax,flute; 神崎真雄：tenor sax,flute;
田村文孝：tenor sax,flute; 川崎義元：baritone sax;
浅野文哉：piano; 原山重信：guitar;
鎌田俊一：bass,percussion; 神保彰：drums,percussion;
Dec.27,1978, Tokyo
Big Band Paradise
