Toshio Mori & Blues Coats
国内の５つの老舗ビッグバンドがＪＡＺＺのスタンダードのアルバムを１枚づつ作って
アルバム対抗で競演すると言ういかにも日本的な企画のうちの１枚。
参加バンドはシャープス＆フラッツ、東京ユニオン、ニュー・ハード、ブルー・コーツ、
ゲイ・スターズの５バンドで、しかもTake The "A" TrainとIn A Sentimental Moodの
２曲が課題曲となってどのバンドも演奏すると言うオマケ付き。
これはバンドとアレンジャーにとってはなかなかシンドイ企画ですねー。
５枚まとめて昭和５７年度の文化庁芸術祭参加作品。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Ellington Medley」
エリントンとベイシーナンバーのレパートリーを最も得意とするブルー・コーツのために
1970年代初頭に小川俊彦が書き下ろしアレンジしたエリントン・メドレーで、以降の
ブルー・コーツの十八番となったナンバー。
Don't Get ～における北里典彦とIn A Senti～での田辺信男の両名手のソロは流石
と言う他ないですが、日本のホッジスと言われた五十嵐明要の演奏がこのアルバム
で聴けないのは残念の一言。
1.Take The "A" Train
2.Ellington Medley
-Don't Get Around Much Any More
-In A Sentimental Mood
-Sophisticated Lady
3.Satin Doll
4.C Jam Blues
5.I'm Beginning To See The Light
6.Mood Indigo
7.Do Nothing Till You Hear From Me
8.In A Mellow Tone
Masanori Ueno,trumpet; Norihiko Kitazato,trumpet;
Hideo Motoki,trumpet; Hodeo Motoki,trumpet;
Shinsuke Ito,trombone; Yoshihiro Minazawa,trombone;
Zenji Aoyagi,trombone; Tadayoshi Nakazawa,trombone;
Fumio Hayashi,sax; Toshiharu Shibazaki,sax; Nobuo Tanabe,sax;
Yoshihiro Oyama,sax; Ryoichi Kudo,sax;
Shinichi Ikuta,piano; Sadahido Asahina,guitar;
Hidohiko Tanaka,bass; Hidenobu Umeda,drums;
Jun.28-29,1982, Tokyo
Big Band Paradise
