The Kenny Clarke Francy Boland Big Band
タイトルどおり全編が古今東西のワルツでこれでもかとスウィングするアルバム。
一歩間違えると企画倒れのキワ物アルバムになりがちですが、そこは流石の
フランシー・ボーランの流麗なアレンジとクラーク・ボーラン・バンドの素晴らしい
演奏で、超ゴージャスなワルツ集アルバムになってます。
しかし勝手にスウィングされちゃったシュトラウス氏もさぞやビックリしている事で
しょうな（笑）。
随所にフューチャーされるCarl Drevoの豪放なテナー・ソロがカッコいいです。
ミステリアスなテーマのJust Give Me Timeのみボーランのオリジナル。
ベースのジミー・ウッド作のKeep On Keeping Onは、ウディ・ハーマン・バンドの
ブっ飛び超絶ナンバーとは同名異曲。
大好き度：★★★★
◎なかでもこの１曲！→「Fruhlingsstimmen」
ヨハン・シュトラウスの代表曲「春の声」。
スキャットとフルートのデュエットによるノーリズムのイントロから一転して思い切り
ゴージャスにスウィングしまくる遊び心が楽しいです。
1.Fruhlingsstimmen
2.My Favourite Things
3.Schon ist die Welt
4.Wives And Lovers
5.Rosenkavalier
6.Claudia
7.By Strauss
8.Kaiserwalzer
9.Just Give Me Time
10.Keep On Keeping On
Benny Bailey,Jimmy Deuchar,Dusko Gojkovic,Shake Keane,trumpet
Ake Persson,Nat Peck,trombone
Derek Humble,alto sax
Carl Drevo,Sal Nestico,tenor sax
Sahib Shihab,baritone sax,flute
Francy Boland,piano
Jimmy Woode jr.,bass
Kenny Clarke,drums
Fats Sadi,percussion
Feb.28,1966,Koln
Big Band Paradise
