Jazz Is Universal

The Kenny Clarke Francy Boland Big Band



MJQを辞めてヨーロッパに移ったケニー・クラークがフランシー・ボーランと結成した
多国籍双頭ビッグバンドによる初期のアルバム。
パワフルなアメリカのビッグバンドとひと味違うエレガントでゴージャスなサウンドの
ヨーロピアン・ビッグバンドとして一世を風靡しましたねー。
まだツイン・ドラムではなくブラスも2トロンボーンと言う事もあってか重厚感は後年の
アルバムほどではありませんが、最初からクラーク・ボーランの特徴でもある残響を
多用したゴージャスな音作りですね。
重鎮のサシプ・シハブのバリトン・サックスとフルートが大活躍です。
ズート・シムスの参加にも注目。
CDバージョン(右ジャケット)は 2 albums in 1 CD。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Gloria」
アルバム「All Smiles」でもレコーディングされたテナー・フィーチャーの美しいバラード。
むせび泣くようなテナー・ソロはCarl Drevo。

1.Box 730,Washington,D.C.
2.The Styx
3.Gloria
4.Los Bravos
5.Charon's Ferry
6.Volutes
7.Last Train From Overbrook

Benny Bailey,Roger Guerin,Jimmy Deuchar,Ahmed Muvaffak Falay,trumpet
Pat Pech,Ake Persson,trombone
Derek Humble,alto sax
Carl Drevo,Zoot Sims,tenor sax
Sahib Shihab,baritone sax,flute
Francy Boland,piano
Jimmy Woode,bass
Kenny Clarke,drums

1962?

Big Band Paradise