At Her Majesty's Pleasure....

The Kenny Clarke Francy Boland Big Band



アルバム全体がフランシー・ボーランの作編曲になる組曲。
ボーランの緊張感あふれるプログレッシブな作品を、クラーク・ボーランならではの
素晴らしいアンサンブルと実力派揃いのメンバーの素晴らしいソロをゴージャスな
サウンドでたっぷり堪能させてくれます。
Doing Timeは珍しくケニー・クラークとケニー・クレアのドラム・バトル。
トニー・コエの叙情的なテナー・ソロをフューチャーしたバラードHollowayも美しい。
とにかく全編がインテリジェントでダイナミックでゴージャスなクラーク・ボーランの
魅力いっぱいで、フリークには嬉しい一枚。
アルバムタイトルが楽しい左から2番目ジャケットのLPも中身は一緒。
ライオンが逃げた左から3番目ジャケットのLPはパチもん?
右端はオランダ盤LPのジャケット。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Going Straight」
おなじみのダブル・ドラムにドライブされた軽快なビートに乗って、実力派メンバー
の素敵なソロが次々に繰り出すカッコいいナンバー。
エンディングはもちろん得意のブラス隊が豪快なアンサンブルでキメます。

1.Pentonville
2.Wormwood Scrubs
3.Doing Time
4.Broadmoor
5.Holloway
6.Reprieve
7.Going Straight

Derek Humble,sax; Johnny Griffin,sax; Ronnie Scott,sax;
Tony Coe,sax,clarinet; Sahib Shihab,sax,flute;
Benny Bailey,trumpet; Idrees Sulieman,trumpet;
Derek Watkins,trumpet; Kenny Wheeler,trumpet;
Ake Persson,trombone; Nat Peck,trombone; Erik van Lier,trombone;
Francy Boland,piano; Jimmy Woode,bass;
Kenny Clarke,drums; Kenny Clare,drums;

Sep.5,1969, Cologne

Big Band Paradise