Big Band Jazz From The Summit

Louis Bellson Big Band

ロサンゼルスのクラブでのライブ・アルバム。
ベニー・カーター，マーティ・ペイチ，ショーティー・ロジャース等のアレンジによるナンバーを、ルイ・ベルソンのキレの良いドラミングで気持ちよく聴かせるアルバムです。
同時代のバディ・リッチのバンドとともにウエスト・コースト系ビッグバンドの双璧ですね。
オープニングの Who's Who はベニー・カーターのオリジナルのノリの良い軽快なスイング・ナンバー。
アフロ系ラテン・ナンバーの Amoroso は、同時代のベイシー・バンドのアルバムでも聴けますね。
レオナード・フェザー作の快速ナンバー Blitzen は、ベニー・カーターのカッコいいアレンジとルイ・ベルソンのメリハリのあるドラミングの相性がチリバツです。
Doozy もベイシー・バンドが似合いそうなミディアム・ファーストのブルース・ナンバー。
ラストの The Diplomat Speaks はルイ・ベルソン自身のオリジナルで、もちろん後半はベルソンのドラム・ソロの独壇場です。

大好き度：★★★★

◎なかでもこの１曲！ → 「St.Louie」
マーティ・ペイチのオリジナルによる急速スイング・ナンバー。
強烈なドライブ感と気持ちよくキマるフィル・インは、ルイ・ベルソンの躍動するドラミングの本領発揮ですね。

1.Who's Who
2.Cool
3.Amoroso
4.Prelude
5.Gumshoe
6.Blitzen
7.St.Louie
8.Moon Is Low
9.Doozy
10.Lou's Blues
11.With Bells-on
12.The Diplomat Speaks

John Andino,Jimmie Zito,Conte Candoli,Frank Huggins,Ray Triseari/Van Rasey/Al Parcino:trumpet
Nick Dimario,Mike Baron,Ernie Talk:trombone
Art Maebe:french horn
Red Callender:tuba
Joe Maini,Willie Green:alto sax
Carrington Visor,Bill Perkins:tenor sax
Teddy Lee:baritone sax
Jimmie Bond:bass
Lou Levy:piano
Tony Rizzi:guitar
Gene Estes:vibes,Boo Bams
Louis Bellson:drums

Jan.22-24,1962, Los Angeles

Big Band Paradise