Count Basie And His Orchestra
Stan Getz
Sarah Vaughan
ゲストにスタン・ゲッツとサラ・ボーンを迎えてのNew Yorkのバードランドでのライブ盤。
バードランドでベイシー・バンドの名物曲となったApril In Parisでオープニングした後に、
名物司会者ピー・ウィー・マーケットの派手な紹介で登場したスタン・ゲッツが立て続けに
フュチャー・ナンバー３曲で湧き出るような素晴らしいソロを繰り広げます。
ジャンプ・ナンバーのLittle Ponyでの流れるようなソロもスゴイですが、美しいバラードの
Easy Livingでの叙情的なソロはまさに華麗の一言です。
後半６曲はベシー・バンドをバックにしたサラ・ボーンのボーカル・ナンバーですが、実は
バードランドでのライブではなくて翌年２月のカンザス州のトペカでのライブからのコンピ。
いずれにしても当時にライブ録音の音源が後年になってアルバム化されたようですが、
本家本元のルーレット・レーベルからリリースされているところが興味深いです。
左は輸入盤LP、右は国内盤LPのジャケット。
(1)～(5)はアルバム「Birdland All Stars at Carnegie Hall」の全曲を収めた２枚組CDの
ボーナス・トラックとしてCD化されてます。
尚、(6)～(11)はトペカでのライブのアルバムに同一曲がありますが、聴き比べてみると
いずれも別テイクのようです。
大好き度：★★★★
◎なかでもこの１曲！→「Rock-A-Bye Basie」
バリトン・サックスのチャーリー・フォークスのソロを大フューチャーした軽快なジャンプ
ナンバー。
ショーアップも取り入れたチャーリー・フォークスの大熱演の素晴らしいソロが観客を
熱狂させていますが、これを聴くとチャーリー・フォークスも結構な役者ですねー。
1.April In Paris
2.Little Pony
3.Easy Living
4.Nails
5.Rock-A-Bye Basie
6.S'Wonderful
7.Easy To Remember
8.East Of The Sun
9.How Important Can It Be
10.That Old Devil Moon
11.Make Yourself Comforable
Wendell Culley,trumpet; Reunald Jones,trumpet;
Thad Jones,trumpet; Joe Newman,trumpet;
Henry Coker,trombone; Bill Hughes,trombone;
Benny Powell,trombone;
Marshal Royal,sax,clarinet; Ernie Wilkins,sax;
Frank Wess,sax,flute; Frank Foster,sax;
Charlie Fowlkes,sax;
Count Basie,piano; Freddie Green,guitar;
Eddie Jones,bass; Gus Johnson,drums;
Stan Getz,sax;
Dec.16,1954,New York(1-5)
Wendell Culley,trumpet; Reunald Jones,trumpet;
Thad Jones,trumpet; Joe Newman,trumpet;
Henry Coker,trombone; Bill Hughes,trombone;
Benny Powell,trombone;
Marshal Royal,sax,clarinet; Bill Graham,sax;
Frank Wess,sax,flute; Frank Foster,sax;
Charlie Fowlkes,sax;
Count Basie,piano; Freddie Green,guitar;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;
Sarah Vaughan,vocal;
Feb.1955,Topeka(6-11)
Big Band Paradise
