Sarah Vaughan And The Count Basie Orchestra
ベイシー・バンドとサラボーンの久しぶりの共演アルバム。
スタンダード・ナンバーをオーソドックスに歌っていますが、特にバラードナンバーでは
サラ・ボーンの枯れたジャズボーカルがたっぷり楽しめます。
ドラムがハロルド・ジョーンズなのでベイシー・バンドに復活か？と思うとさにあらず。
この時点のハロルド・ジョーンズはサラ・ボーンのレギュラー・バックバンドのトリオの
一員で、このトリオがベイシー・バンドに参加してのレコーディングでした。
このアルバムでは残念ながらベイシーのピアノは聴く事ができません。
１０曲中８曲はネスティコのアレンジです。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Just Friends」
ジャズでもよく取りあげられるお馴染みのスタンダード・ナンバー。
軽快なテンポでゴージャスにスィングするベイシー・バンドのバックで、サラ・ボーンが
スキャットを交えたジャージーなボーカルを聴かせます。
こういう曲でのハロルド・ジョーンズのドラミングの冴えは、まさに１００万ドルのビッグ
バンド・ドラムですねー。
1.I Gotta Right To Sing The Blues
2.Just Friends
3.If You Could See Me Now
4.Ill Wind
5.When Your Lover Has Gone
6.Send In The Clowns
7.I Hadn't Anyone Till You
8.All The Things You Are
9.Indian Summer
10.From This Moment On
Sarah Vaughan,vocal;
Sonny Cohn,trumpet; Frank Szabo,trumpet;
Willie Cook,trumpet; Bob Summers,trumpet;
Dale Carley,trumpet;
Mitchell 'Booty' Wood,trombone; Bill Hughes,trombone;
Dennis Wilson,trombone; Grover Mitchell,trombone;
Kenny Hing,sax; Eric Dixon,sax; Bobby Plater,sax;
Danny Turner,sax; Johnny Williams,sax;
George Gaffney,piano; Freddie Green,guitar;
Andy Simpkins,bass; Harold Jones,drums;
Feb-May.1981, Hollywood
Big Band Paradise
