Count On The Coast Vol.3

Count Basie And His Orchestra
Joe Williams



アトミック時代のエポックとしてベイシー・フリークのイチオシのクレッセント・クラブでのライブ・シリーズのVol.3。
この時代のライブでは珍しいShiny StockingsやApril in Parisも含めて、いずれも絶頂期のベイシー・バンドの
エネルギッシュな演奏がライブの臨場感溢れる録音で堪能できる嬉しいアルバムです。
フル・コーラスで演奏されるLullaby of Birdlandは意外にも軽快なテンポで、バードランドでのオープニングとは
ちょっとイメージが違って新鮮ですね。
ジョー・ウィリアムズのボーカルナンバーのI've Got a Girlは、Roll'em Peteと異名同曲。
軽快なヘフティ・ナンバーのScootでのフランク・ウェスのフルート・ソロはキュートでステキ。
Stop,Pretty BabyとGee,Baby Ain't I Good To Youでのジョー・ウィリアムズのノリの良さも特筆です。
このシリーズVol.1~3の収録曲がすべてCD化されているのも嬉しいところ。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Counting the Blues」
分厚いアンサンブルにワイルドなラッパのソロが暴れまくるド派手なミディアム・ブルース。
理屈抜きにスイングするこの手の曲は、やはりベイシー・バンドならではです。

1.Counting the Blues
2.Lullaby of Birdland
3.I've Got a Girl
4.You're A Memory
5.Scoot
6.Who,Me
7.Kid from Red bank
8.Late Date
9.Stop,Pretty Baby
10.Gee,Baby Ain't I Good To You
11.Shiny Stockings
12.April in Paris

Marshall Royal,sax; Frank Wess,sax,flute; Frank Foster,sax;
Billy Mitchell,sax; Charlie Fowlkes,sax;
Wendell Culley,trumpet; Thad Jones,trumpet;
Snooky Young,trumpet; Joe Newman,trumpet;
Henry Coker,trombone; Benny Powell,trombone; Al Grey,trombone;
Freddie Greene,guitar; Count Basie,piano;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;

Jun.24,1958,Los Angeles

Big Band Paradise